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今は有難き「ふるさと子供シリーズ」のグラフティ

ブック

   暮らしに役立つ本であり、資産となる知恵の数々。 (表紙)

          内容紹介、表紙裏面↓

改めて読んで、甥っ子や姪っ子達に読ませてあげなかった事を悔やんでしまった程の絵本。

「ふるさと子供シリーズ」自体は3作あり、今回取り上げるのは第一作目の「グラフティ」です。

購入のきっかけは、新小岩の台湾スイーツのお店、赤丸でショートトリップの動機や原点となる
幼少の思い出話に花を咲かせていた時、小学生の頃に出会った素晴らしい絵本を思い出しました。

思い立ったが吉日の勢いで大人買い、一気にシリーズ全作と「ふるさと子供あそび」”竹笛で遊ぼう”
を購入した次第です。

 
絵本の中は著者の経験に基づいた内容で、昭和30年(1955年)頃の田舎生活を描かれていて
丁度ジブリアニメ「となりのトトロ」と同世代の生活を追体験出来る内容です。

冷蔵庫と洗濯機が無い生活でも、今となっては有難き森林と綺麗な水がある中
「自然の中で遊ぶ」為に必要な「道具の作り方」「生活の手伝い」「農作業」等を著者の
原賀隆一氏による暖かみのある色彩で描かれ、写真ではい手書きだからこそ伝わる心情が宿る絵に
魅了される事請け合いです。

(付録頂いた絵葉書↓)

「竹笛で遊ぼう」の表紙裏面(↓)

↑「ふるさと子供あそび」”竹笛で遊ぼう”も拝読

単なるレシピではなく、各種道具の手入れ方法、怪我の防止や応急処置等を
懇切丁寧に記載されてる事の素晴らしさもさる事ながら。

①道具を持つ上で必要な健全な精神 → ②正しい道具の使い方 → ③笛の作り方
の「守破離」についての言及を欠かさない所はとても好感が持てますね。

 

~読み終えて~

となりのトトロ、サツキとメイの台詞「夢だけど、夢じゃなかった!」とは

著者の原賀氏が後世に託した、この「ふるさと子供シリーズ」にこそ相応しい言葉だといえます。

未体験の読者にとっては、「夢の様」「実践すれば夢じゃない」そして「現実にあった事」

そんな宝物を手にするヒントが詰まった名著ですね。

 

著者の奥様、原賀真知子 様の言葉を借り一区切り
「良縁感謝、ご笑納頂けると幸いです。」次は「ウィズダム」のレビューで!