30代は、キャリアの中でも特に重要な時期であり、多くの人々が自己実現と成功を追求する時期です。しかし、一部の人々はこの時期に活躍できなくなることがあります。その原因は、パフォーマンスの低下よりも、むしろ「世の中の変化についていけなくなる」ことによるものです。

世の中の変化についていけなくなる

30代になると、多くの人々は自分のキャリアや生活に一定の安定感を感じるようになります。しかし、その安定感が余裕を生み出し、新しいことを学ぶ意欲を失わせることがあります。この結果、世の中の変化についていけなくなり、自分のスキルや知識が時代遅れになる可能性があります。

プライドが邪魔をする

さらに、30代になると、自己評価が固定化し、もうこれ以上学ぶ必要はない、若い頃に学校で学んだじゃないか！と思う人もいるかもしれませんが、その学んだ義務教育が薄っぺらい、どこかの大人数のアイドルのような焼き増し可能で、横並びの知識なら何の役にも立ちません。

30代など、ある一定の年齢に達するとプライドが邪魔をすることがあります。周囲の評価が下がっても、自己評価を下げることができず、自己改善のための行動を起こすことが難しくなることがあります。もういいか … など。

克服方法

このような状況を克服するためには、まず自己認識を高めることが重要です。自分がどのように感じ、どのように行動しているかを理解することで、自己評価を適切に調整することが可能になります。

次に、絶えず新しいことを学ぶ意欲を持つことが重要ですが、この意欲を持てない人が大半ではないか、と思います。それにはまず、自分がいかにダメなのか、存在する意味はあるのか？ぐらい、徹底的に自分を客観的に見る目が必要です。

ゼロポイントに到達せよ！

ここで自分は自分がダメな奴で何の価値もないことに気づくことで、ゼロポイントに到達しましょう。ゼロポイントとは、それ以上落ちることのない、何も持っていない、何も誇る者が到達する地点です。

これ以上落ちようがないポイントに到達したら、後はスポンジのように色んなものを吸収するのみです。新しいスキルを学び、新しい知識を得ることで、世の中の変化に対応する能力を身に付け、自己の価値を高めることができます。

プライドを捨てて謙虚になること

最後に最も大切なこととして、自分を客観的に見るには、プライドを捨てて謙虚になることです。肩で風切ったり、文句ばっか垂れたり、素直じゃない貧乏人は普通に考えて幸せにはなれません。お金があれば、根性が曲がってても何とかなるかもしれませんが、貧乏人こそ謙虚な心を持ち、「何クソ！」と這い上がるしかないのです。

それにはまず、自分の弱点を認め、自分を客観的に見ることのできる眼を持ち、改善するための行動を起こすことです。30代での活躍は、自己認識、学習意欲、謙虚さの3つの要素に大きく依存します。